FXのレバレッジの有効活用について

　今回は投資の中でも私が現役で行っていて、近年副業として始める人の多いFXのレバレッジについてお話ししようと思います。

　まず簡潔にFXについて説明します。FXの正式名称は「外国為替証拠金取引」と言い、異なる通貨同士の交換レートの変動を利用して利益を得る取引です。例えば、日本円をドルに交換して、為替相場が変動した際に再びドルを円に戻すことで利益を得ることができます。

　FXには今回題名にもある「レバレッジ」と言うものがあり、投資資金が少ない人でも大きい利益を狙える投資になります。

　それでは、本題に入ります。

　では次に「レバレッジ」とはどういうものなのかをメリットとデメリットを合わせて説明していきます。

　レバレッジとは、自分が持っている証拠金よりも大きな金額を取引することができる仕組みです。レバレッジは証券会社や取引プラットフォームによって異なる場合がありますが、一般的には高いレバレッジが提供されます。

　例えば、100倍のレバレッジをかけると、1万円の証拠金で100万円分の取引を行うことができます。レバレッジを使うことで、小さな証拠金で大きな取引を行うことができますが、同時にリスクも高まることになります。

　レバレッジを使用することのメリットは、少ない資金でも大きい利益を得ることができることです。

　どういうことか例を挙げると、1ドル＝100円の為替レートで考えます。証拠金として10,000円を持っており、100倍のレバレッジを使って100万円分の取引（買い）を行うこととします。もし価格が予想と同方向に動き、1%（1円）上昇したとします。この場合、証拠金の1%に対しては100円（1万円の1％は100円）の利益が生じるはずです。しかし、実際の取引規模は100倍の100万円となります。したがって、100万円の1%の利益は1万円になります。つまり、証拠金の1%の利益に比べて実際の利益は大きくなります。

　このように、レバレッジを大きくすると取引規模が増え、価格変動の影響も拡大します。小さな価格変動でも、実際の取引規模に対しては大きな利益につながる可能性があります。

　また、レバレッジをうまく使うことで自分の資金を短時間で大きく増やすことも可能となります。どういうことかと言うと、レバレッジを使用しないで取引をした場合、資金が少なければ小さい利益をコツコツ積み上げて資金を増やしていくことになりますが、レバレッジを使用した場合、資金が少なかったとしても1回ごとにえられる利益が大きくなるので、レバレッジを使用しなかった時より自分の資金が増えるスピードが早くなります。

　他にも考えられるメリットはありますが、代表的なメリットはこの2つかなと思います。

　しかし、今あげたメリットは同時にデメリットにもなる可能性があります。

　具体的な例を挙げると、1ドル＝100円の為替レートで考えます。証拠金として10,000円を持っており、100倍のレバレッジを使って100万円分の取引（買い）を行うこととします。

　もし価格が予想と逆方向に動き、1%（1円）下落したとします。この場合、証拠金の1%に対しては100円（1万円の1％は100円）の損失が生じるはずです。しかし、実際の取引規模は100倍の100万円となります。したがって、100万円の1%の損失は1万円になります。つまり、証拠金の1%の損失に比べて実際の損失は大きくなります。

　このように、レバレッジを大きくすると取引規模が増え、価格変動の影響も拡大します。小さな価格変動でも、実際の取引規模に対しては大きな損失につながる可能性があります。

　また、毎回高いレバレッジを使用して取引をしていた場合、毎回の損失が大きくなりますのでレバレッジを使用しないで取引をしていた場合より、資金が減るスピードが格段に上がってしまうことになります。

　これらのメリット・デメリットを踏まえて、FX取引においては、レバレッジを使用する際には慎重に判断し、リスク管理を適切に行うことが重要です。自身のリスク許容度や取引計画に基づき、適切なレバレッジ倍率を選択し、慎重なトレードを心掛けることが必要です。

　また、国内証券と海外証券では使用できるレバレッジの倍率も違います。国内証券では25倍まで、海外証券では999倍など大きな違いがあります。これらのことも次回以降、どちらがいいのかなど比較した記事を書ければと思っています。他にも、FXをするなら資金管理だったり、メンタル管理、相場を読み解く力等、今回話したレバレッジ以外にも知らなければいけないことも、学ばなければいけないこともたくさんありますが、その話はまた次回以降お話しできればと思います。

　もしわからないことや聞きたいこと、記事にして欲しいことがありましたらコメントしていただけると幸いです。